ミス日本「海の日」インタビュー

2022ミス日本「海の日」属 安紀奈(さっか あきな)さん

ミス日本「海の日」とは

1950年から毎年開催されるミス日本コンテストの表彰項目のひとつです。島国日本になくてはならない海の恵みに感謝し、海洋業界の理解と関心を高める役割を担います。

属 安紀奈(さっか あきな)さん

山口県周南市生まれ。大妻女子大学在学中からファッションモデルとして活動。モデルやファッション業界だけでなく、幅広い社会経験を積み、社会に役立つ人間になりたいとの願いからミス日本コンテストに応募し、ミス日本「海の日」を受賞。将来の目標はファッションを通じて、地元・山口県の発展に貢献できる存在になること。趣味は「おうちトレーニング」と、SNSでオシャレな人を見つけること。

海の大切さを、あらゆる観点から発信していきます

ふるさとの「開港100周年」をミス日本「海の日」として祝える喜び

―ミス日本「海の日」の受賞、おめでとうございます。今、どんなお気持ちですか?

属さん(以下、属):
ありがとうございます!素直にとても嬉しいです。私の生まれ育った瀬戸内の街・山口県周南市にある徳山下松港は今年、開港100周年を迎えます。そんな記念すべき年に海に関連する賞を受賞できたことがとても嬉しいですし、海と自分との縁の深さを感じています。
 2月末に周南に帰省した際には、受賞報告も兼ねて徳山下松港を支えていらっしゃる海運業界の皆様に直接お会いし、お仕事の現場を見学させていただきました。実際に貨物船も見せていただいたのですが、朝早くから業務に熱心に取り組まれている皆さんのお仕事ぶりを間近に見て、私たちの生活がいかに海で働く皆さんによって大きくささえられているのかを実感。これからミス日本「海の日」として、海運業界が果たしている役割の大切さを積極的に発信していこうと決意を新たにしました。

―属さんにとって、海は身近な存在なのですね。海にはどんな思い出がありますか?

属:
海のある街で育ったので、思い出はたくさんありますが、特に心に強く残っているのは、小学生の夏休みのこと。当時、私は兄弟の習い事についていくことが多く、あまり遊ぶ時間がなかったのですが、母が「少しでも夏休みらしい思い出を作ってほしい」と、忙しい合間を縫って海に連れていってくれたのです。きれいな海岸で宝探しをするような気持ちで貝殻を夢中で集めた楽しい記憶が今も鮮明に残っています。そんな楽しい思い出があるためか、大人になった今も海は私にとって特別な場所。海に行くとほっとして、心からリラックスできます。

―ミス日本「海の日」受賞を機に、2級小型船舶免許を取得されました。試験はいかがでしたか?

属:
操縦が難しくてびっくりしました!まっすぐ進むにも風や波の影響を考えて操縦せねばならず、繊細なハンドル操作のコツをつかむまで大変でしたが、なんとか無事に免許を取得できてホッとしています。
試験を通じて海や船に関する知識が増えたことで、今まで見ているだけだった「海」を、また別の視点からみられるようになり、海を取り巻く問題も強く意識するようになりました。

海洋ゴミ問題を広く発信していきたい

―海についてどんな問題意識を持っていますか?

属:
一番気になっているのは、海洋ゴミの問題です。免許取得の際に受けた講義で、海洋ゴミは自然環境を汚染するだけではなく操縦のトラブルにも成り得ること、実際に海に出るときには周囲に海洋ゴミがないかどうか必ず確認しなくてはならないことを教えていただきました。安全な航行のためにも、そして美しい海を次世代に受け継いでいくためにも、海洋ゴミをなくすべく、自分にできることから行動していくことが重要だと強く感じていますし、皆様にも海洋ゴミ問題の深刻さを発信していきたいと思っています。

―最後に将来の夢を教えてください。

属:
まずはファッションモデルとして経験を重ね、憧れのブランドのショーなどに出演できるようになりたいと思っています。そして将来的には地元・山口県でファッションの魅力を伝え、全国に発信する役割を果たせるようになりたいです。
ミス日本コンテストへの挑戦をはじめ、これまでたくさんの方々に支えられ、背中を押していただき、夢に向かって前進できたので、今度は私が何かに挑戦しようとしている人の背中を押せる存在になれるよう、引き続き努力を重ねていきます。ミス日本「海の日」としても精一杯がんばります。
皆様と、どこかの海でお目にかかれるのを楽しみにしております!

ミス日本海の日 スペシャル動画